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2021/06/30院内新聞・スタッフコラム

金属の詰め物と虫歯の関係

こんにちは 歯科医師の村上です。

皆様、歯科医院でお掃除した時に銀歯の下に虫歯があると言われた経験はないですか。

そして、定期的にお掃除に通っているのに何故だろうかと疑問に思われたことはないですか。

その疑問にお答えさせていただきます。

まず、歯科医院で銀歯をつける際、銀歯と歯の間にせっちゃくを介在させます。
これにより銀歯を取れにくくさせているわけですが、
この接着剤は歯と一体化するわけではありません。

あくまで日用ボンドのように歯と銀歯を繋ぎ止めてているものとなります。

そのため経年劣化すると、接着剤が溶け出し、歯銀歯の間に隙間ができてしまいます。

そこに虫歯菌が入り込んでしまうのです。
歯と詰め物の間に入り込んでしまった菌はお掃除では除去しきれません。

その結果、定期的なお掃除に来ていただいた方でも詰め物の下に虫歯が出来てしまうのです。

虫歯の大きさや場所によっては銀歯を使わずに他の材料で治療を行うことも出来るので、
是非ご相談ください。

※定期的なお掃除は新たな虫歯の発生防止や歯周病予防、改善に繋がりますので、
積極的に受けましょう!!




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